米Seagate Technologyは米国時間10月8日,米Storage Computerを特許侵害でテキサス州北地区連邦地方裁判所に提訴したことを明らかにした。Storage Computer社のストレージ機器やソフトウエアが,Seagate社のRAIDシステムにおけるエラー検出/訂正技術を侵害しているとするもの。

 違反行為の差し止め,損害賠償,提訴によって発生した法的費用の負担を求めている。Seagate社は,1980年代に開発したデータ・エラー訂正システム技術で1998年に米国特許(タイトルは“Data Error Correction System”)を取得し,1992年に特許請求範囲を拡張する手続き(Re. 34,100)を行っている。

 Storage Computer社は,Seagate社と同社の子会社である米XIOtechに対して特許侵害訴訟を起こしており,今回はSeagate社が逆提訴したことになる。Seagate社とXIOtech社は,Storage Computer社の主張を否定している。

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