「StorageTek 9176 Disk Array 」米Seagate Technologyとストレージ・ベンダーの米StorageTekが米国時間8月28日にストレージ・ソリューションに関し,提携関係に入ったことを明らかにした。両社の技術を組み合わせ,中規模から大規模システムに向けたデータ管理ソリューションなどを提供する。

 両社はまず第1弾として,Seagate社のハード・ディスク装置(HDD)「Cheetah X15 36LP」をStorageTek社の中規模システム向けディスク・ストレージ「StorageTek 9176 Disk Array」に組み込む。2001年第3四半期中に提供を始める。

 Cheetah X15 36LPは回転数1万5000rpmの高速HDD。容量は18.4Gバイトで,読み出し時の平均シーク時間3.6ms(0.0036秒),待ち時間2.0ms(0.002秒)。インタフェースはUltra160 SCSI,同320 SCSI,Fibre Channelなどに対応する。

 9176 Disk Arrayはデータ伝送速度最大400Mバイト/秒,6万IOPS(IO per second)で,最大200台のFibre Channel装置が利用可能。 Windows NT,Windows 2000,Solaris,RS/6000,SGI,Netware,HP Java対応システムなどのOSに対応する。

 このほか,両社は大規模向けソリューションについても現在評価作業を進めている。

 なお,Seagate社とStorageTek社は,Fibre Channel対応ソリューションやテープ・ストレージ技術などに関しすでに提携関係にあり,今回の契約は両社の提携関係を拡大するものとなる。

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[Seagate社の発表資料]
[StorageTek社の発表資料]