企業間電子商取引の普及促進を図る民間団体RosettaNetが米国時間9月18日に,開発者ツールなどを提供するためのプログラム「RosettaNet Ready」を明らかにした。
このプログラムを通じて開発者は,実装フレームワーク「RNIF(RosettaNet Implementation Framework)」や企業間事業プロセス「RosettaNet Partner Interface Processes(PIPS)」への対応をテストするための各種ソフトウエア・プロダクトを入手できるようになる。
RosettaNet Readyは二つの部分から成る。すなわち「Developer Tools Library」と「Software Compliance Badge Service」である。いずれもサブスクリプション形式で提供する。
前者ではソース・コードや「Self-Test Kit Application」「PIP Test Scripts」「Test Script Generator」などのツール,ドキュメント,技術サポートなどを用意する。これに加え,コミュニティ・ベースで開発コンテンツへのアクセスも可能にし,将来のRNIF 2.0準拠ソフト製品の開発支援や相互運用性サービスなども提供していく。
Developer Tools Libraryの料金は2万5000ドル(2002年末まで)で,こちらはすでに提供を始めている。
後者のSoftware Compliance Badge Serviceは,RosettaNet準拠のソフトウエアであることを証明するバッジを提供するサービスである。開発者に「RosettaNet Ready Self-Test Kit」「RosettaNet-developed Compliance Test Scripts」を提供し,PIPベースの適合バッジ「Software Compliance Badges」を取得できるようにする。料金はボリューム・スクリプションの場合で4万ドル~6万ドル。個々のソフトウエア製品の場合では5000~1万ドルとなる。こちらのサービスは2001年第4四半期に始める予定である。
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