米Datamonitorが米国時間9月10日に，「世界の無線ゲーム市場は2001年の9億5000万ドルの水準から2006年には175億ドル規模へ18倍以上に拡大する」との予測を発表した。
地域別にみると，現在はアジア太平洋市場が圧倒に大きく，売上高ベースで市場全体の87％を占める。米国と欧州は合わせて13％。欧州市場が1億500万ドル，米国市場が2000万ドルである。
米国と欧州は今後シェアを拡大し，2006年には合わせて40％の規模になるという。欧州市場は5年間で40倍の42億ドル規模に，米国は150倍の30億ドルの規模へと飛躍的に成長するとDatamonitor社は予測している。
無線ゲームのユーザー数は現在世界で1億2000万人強。アジア太平洋が半数の約6000万人を占め，欧州が4100万人，米国が2200万人となっている。今後，無線ゲームの利用に向けた新しい機器やサービスの投入により，2006年までに欧州のユーザー数が1億5000万人に，米国は1億2400万人へと拡大するという。欧州では，ドイツでの利用が最も多く，これに英国，イタリアが続く。
「Java 2 Micro Edition，BREW，ExEnなどにより，無線ゲーム・コンテンツのダウンロードの利用が拡大し，サービスの売り上げも増大する。簡単に遊べるダウンロード・ゲームが多くのユーザーを引き付ける」（Datamonitor社）。
アジア太平洋，欧州，米国すべての市場で，週末や夜にプレイする人が最も多かった。「ユーザーは，電車／バスなどの交通機関や友達を待っている間の暇つぶしなどにとどまらず，積極的にまとまった時間を割いて無線ゲームを楽しんでいる」（Datamonitor社）。
無線ゲーム・ユーザーの半数以上がインターネットへのアクセス環境を所有しており，80％以上がWAP対応携帯電話機を持つ。
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