米Microsoftが米国時間7月13日に,企業ユーザー向け文書管理サーバー・ソフト「SharePoint Portal Server」の技術を企業向けソフトウエア・ベンダー13社にライセンス供与することを明らかにした。
Aimware社,米Citrix Systems,Corechange社,Decision Support Panel International(DSP)社,Elite Information Systems社,InfoImage社,Intervate社,IXOS Software AG社,JPH International社,K-Solutions社,Notable Solutions社,Semio社,Webridge社の13社は,自社の製品とSharePoint Portal Serverを組み合わせたソリューションを顧客に提供する。
SharePoint Portal Serverは,企業内に散在している文書ファイルを検索・分類・共有する機能と,一つの文書ファイルを共同作成する機能を備えるソフトウエア。WWWサーバーやファイル・サーバー,Exchange,ドミノなどのグループウエアに散在する文書への一括検索機能やバージョン管理機能を備える。企業の日常業務に必要なデータをまとめたWWWサイト,いわゆる「企業内ポータル」の構築に向けたソフトウエアである。
今回提携を明らかにした企業向けソフトウエア・ベンダーの主な戦略は以下の通り。
・Aimware社はSharePoint Portal Server向けのWWW対応コラボレーション製品を提供する。
・Citrix社は企業ポータル向けソフトウエア「XPS」にSharePoint Portal Serverの検索機能と文書管理機能を取り入れる。
・Corechange社は企業ポータル製品「Coreport 3g」とSharePoint Portal Serverを組み合わせる。ロール・ベースのシングル・サインオン機能や無線接続機能などを提供する。
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