米IBMが米国時間6月21日に,遠隔ネットワーク管理サービスに関して米NetSolveと提携関係に入ったことを明らかにした。IBM社は,管理サービス・プロバイダ(MSP:Management Service Provider)向けたソリューション提供力の拡充を図る。
今回の提携のもと,IBM社のIBM Global ServicesはNetSolve社のネットワーク管理サービス・スイート「ProWatch」を世界中で提供する。顧客のネットワーク・コストの削減と新たな技術への移行を支援する。
両社の提携における最初の顧客は,11万8000人の生徒をカバーするテネシー州の学校システム「Memphis City Schools」。NetSolve社はMemphis City SchoolsのWide Area Network(WAN),Local Area Network(LAN)およびサーバー・ネットワークの管理を担う。Memphis City Schoolsのネットワークは現在180カ所の学校と行政部署をつないでおり,2000台以上のネットワーク機器から成る。
ちなみに米Gartnerの調査によると,MSP市場は2005年に32億ドル規模まで拡大するという。
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