米Microsoftと米RealNamesが米国時間6月14日に,RealNames社のキーワード検索「Keyword」の技術とサービスをMicrosoft社のUDDI(Universal Description, Discovery and Integration)登録サイト(http://uddi.microsoft.com/)に組み込んだことを明らかにした。

 UDDIは,あらゆる企業がインターネットを介して提供できるサービス内容を登録し,互いに検索できるディレクトリ・サイト。インターネット上で企業間の連携を実現することを目的として米IBMやMicrosoft社,米Aribaなど36社が米国時間9月7日に発足させたプロジェクトおよび仕様の名称。

 UDDIが発表した「UDDI Business Registry」は,企業の情報を記載したオンライン・ディレクトリで,参加企業にこれを通じて自社の商取引に関する情報を発信し,また必要とする他社の製品/サービスを検索できるようにするもの。

 Microsoft社はUDDI登録サイトにおけるUDDI企業,製品,Webサービスの識別データとしてRealNames社のKeywordを用いる。RealNames社はキーワード登録サイト「Keyword Registries and Registrars」でUDDI向け登録サービスを提供しており,企業がキーワードを登録すると自動的にMicrosoft社のUDDI登録サイトに情報を送り込む。

 企業は「Keyword: RealNames」または「Keyword Registrars」でキーワードを登録する際に,ワンクリックでUDDIの住所録(ホワイト・ページとイエロー・ページ)に登録できる。

 また両社は,「Internet Explorer」ブラウザのアドレス・バーでUDDI企業の検索を行えるようにした。検索する場合は,Internet Explorerのアドレス・バーに「UDDI」,続いて企業名(名称の一部でも可)を入力する。例えば「UDDI Corp」と入力すると,UDDI登録企業で「Corp」と付く会社の一覧が表示される。

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