米Hewlett-Packard (HP)は米国時間10月26日に,インターネット上で企業間電子商取引のための標準仕様策定を進めるプロジェクト「UDDI (Universal, Description, Discovery and Integration) Project」に参加することを明らかにした。

 すでに米IBM,米Ariba,米MicrosoftなどのUDDI参加企業と合意に達している。

 HP社はUDDI仕様の策定促進に向けて,e-speak技術などの知的財産を提供する。e-speakは,インターネット上のサービス同士を連携させたり,相互運用するための技術である。

 UDDIの最終目標は,「すべての電子商取引/WWWサービスをダイナミックかつ自動的に統合するインフラの基本部分を提供すること」(UDDI)。

 WWWサイトが,HTMLという共通の形式で消費者のインターネット利用を促進させたのと同じように,UDDIはWWWサービスのための枠組みを提供し,インターネットにおける企業間商取引を促進させる。マーケットプレースやASP(Application Service Provider),企業がUDDI仕様に準拠したアプリケーションを利用することで,自社のWWWサービスをダイナミックに定義し,またUDDI Business Registryを利用して製品/サービスについての情報を発信,他社の情報を得ることができる。結果として世界中の数百万という企業が自由に取引することができるようになる。

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