ピア・ツー・ピア(Peer-to-Peer)技術の標準化を進める作業部会「Peer-to-Peer(PtoP) Working Group (P2PWG)」が米国時間6月12日に,5月30日と31日の2日間にわたってカリフォルニア州Santa Claraで開催したミーティングの概要を明らかにした。
会議には60社を超える企業が参加,各セッションで相互運用性をはじめ,セキュリティ,NAT(ネットワーク・アドレス変換)およびファイアウォール,ファイル・サービス,用語,マーケティング・ノウハウなどについて討議した。
「相互運用性やセキュリティなどの面で,解決しなければならない課題が数々ある」(P2PWG)としている。詳しい内容をP2PWGのWebサイト(http://www.p2pwg.org/)で公開している。年会費は500ドル。
ピアツーピア接続は,サービスやデータを必要とするコンピュータ同士で直接やり取りする技術。ネットワーク・インフラやサーバーの負荷を軽減できるなどのメリットがある。なおP2PWGは2000年8月に設立された。メンバー企業は,米Intelをはじめ,米Hewlett-Packard,Fujitsu PC Corporation,米J.D. Edwards,Alliance Consultingなど,現在34社。
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