米ChildSoftは米国時間4月25日,子どもがソフトウエアやWWWブラウザへアクセスすること制限する「Children's Desktop and Browser」を発表した。
ChildSoft社の「Safe Desktop Technology」と呼ぶ技術をベースにしたこの製品は,Windowsのデスクトップの代わりに「Children's Desktop」を表示する。子どもは,親が設定したプログラムだけにアクセスできる。子どもが重要なデータを破壊してしまったり,プログラムが正常に動作しなくなってしまうなどといったトラブルを避ける。
「Children's Browser」は,子どもがアクセスするWWWサイトに制限を加えるもの。アクセス可能なWWWサイトのリストがあらかじめ設定されており,WWWリストを加減するなど親が調節できる機能を備える。
「好奇心旺盛な子どもがコンピュータに触れることで,ソフトウエアやハードウエアにダメージを与えてしまうことも少なくない。Children's Desktop and Browserにより,コンピュータを保護するとともに,子どもを有害サイトから守ることができる」(ChildSoft社)。
ChildSoft社は10日間試用できるトライアル版をWWWサイト(http://www.childrensdesktop.com/download_page.htm)で無償提供している。
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