蘭Philips Electronicsの一部門であるPhilips Speech Processing社が米国時間4月3日に，米Intel傘下のDialogic社と音声認識技術に関し，提携関係に入ったことを明らかにした。
Philips Speech社の音声認識エンジン「SpeechPearl」をDialogic社のテレフォニ・システム開発ツールキット「Parity brand Graphical VOS」に組み込んだ。
企業の顧客向け音声ポータルや音声案内，パーソナル・コール・アシスタントなどといったアプリケーションをはじめ，様々な音声認識アプリケーションの開発に向ける。
Philips Speech社は「SpeechPearl」にDialogic社の連続音声処理技術（CSP：continuous speech processing）も組み込む。プロンプトの終了前に話せるので，自然な発話が可能で使い勝手を高められるという。
Philips社のSpeechPearlエンジンは22カ国語の20万語に対応，複数の外国語間の切り替えも可能である。語彙や名称など言葉の追加もできる。
Dialogic社のCSP技術は音声処理ボード「Dialogic JCT」とともに提供する。エコーの軽減（エコー・キャンセレーション）や音声検出などの機能も備える。
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