米Motorolaが米国時間11月2日に,VoiceXML 1.0対応のアプリ開発向け「Voice Developer Gateway」をリリースしたことを明らかにした。ニューヨークで開催中の「SpeechTEK 2000」でデモンストレーションを行った。

 同社の「MIX(Mobile Internet eXchange)」プラットフォーム製品群の一つと位置づける。音声によるインターネット・アクセス技術の開発者に向ける。開発者はアプリケーションの動作テストなどを実行できる。

 「Voice Developer Gateway」は,Motorola社の音声対応ブラウザ「VoiceXML 1.0 Compliant Motorola Voice Browser」に,米Nuanceの自動音声認識ソフト「Automatic Speech Recognition (ASR)」,米Fonixのテキスト読み上げソフト「Text-To-Speech (TTS)」を統合したもの。アナログ(4ポート),T1 ISDN,E1 ISDN(8ポート)を備える。サーバーには米Compaq Computerの「Proliant」を利用する(OSはWindows NT)。

 「Voice Developer Gatewayと,開発キットMobile ADK (Application Development Kit),開発センターMotorola Applications Global Network (MAGNet) Centerのサポートを利用することで,開発者があらゆる音声対応サービスを開発できる」(Motorola社)。

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