米Intel傘下のDialogicが米国時間10月26日に,同社のCompactPCI (cPCI)製品がLinuxに対応したと発表した。マイアミで開催中の「TechSummit 2000」にて明らかにしたもの。現在Linuxのほかに,Windows NT,Windows 2000,Tru64 UNIX,UnixWare,Solarisに対応する。Dialogic社は自社製品の全てをLinuxに順次対応させていく計画である。

 「次世代ネットワークは,よりオープンなモジュラ型インフラへと移行している。LinuxとcPCIは多くの開発者やサービス・プロバイダから支持を得る組み合わせであると,我々は期待している」(Dialogic社製品マーケティング部門副社長のJohn Amein氏)。

 Dialogic社のcPCI製品は,メディア・ゲートウエイ,プログラマブル・スイッチ,IP信号ゲートウエイ,パケット網用音声ポータルなどキャリア向けシステムに利用する。これらのシステムはTechSummitにて,すでにデモンストレーションを行っている。また,統合メッセージングやエンハンスド・サービスなどの分野も視野に入れる。

 Dialogic社のcPCI製品は,音声処理,ネットワーク・インタフェース,IPテレフォニ,ATM,SS7などに対応する。

 Dialogic社はLinux向けcPCI開発者キットを12月にリリースする予定である。

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