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米モトローラが反射型液晶ディスプレイで新技術,画質向上とコスト低減が可能米Motorola Labsが液晶ディスプレイの新技術を開発したと米国時間3月27日に発表した。反射型液晶ディスプレイ(RLCD:reflective liquid crystal display)の画質を向上させる技術で,Electrically Tunable Color (ETC)と呼ぶ。 ETCは,平行(in-plane)電界を用いることで,2枚のガラス板のあいだに封入した液晶(コレステリック物質)から反射される光を変化させるという。コレステリック物質はバネのような螺旋状構造の分子を持ち,このバネのリング間の距離の状態で反射光の色が決まる。2枚のガラス板に対し並行な電界を与えることでリングの“より”がおさえられ,各リングが分離される。これにより色が変わる。 なおMotorola Labsでは3原色すべてのデモを行っている。単層のガラス板に封入したコレステリック物質に対し電圧を変化させ,それぞれの色を生成した。 ETCのメリットはその単純な構造にもあるという。同社では液晶ディスプレイのコストが大幅に下がると説明している。「現在の液晶ディスプレイは色の生成に偏光板とカラーフィルターが必要になる。またその構造も極めて複雑でコスト高につながっている」(同社)。 現在の最大の課題は電圧を低く抑えることにあるという(現在は100Vが必要)。ETCはMotorola Labsが特許を申請中の技術である。Motorola社では,この技術の商業化に向けて液晶ディスプレイのメーカーと協力していく意向である。「今後3年間で実用化に持っていく」(同社)。 ◎関連記事 [発表資料へ] |