米Microsoftが米国時間2月14日に，社長兼最高業務執行責任者（Chief Opearting Officer：COO）に現Personal Services and Devices部門担当副社長のRick Belluzzo氏（47）を任命したことを明らかにした。
これに伴い，現社長兼CEOのSteve Ballmer氏は社長職を退いてCEO職に専念し，事業戦略の決定や製品開発の統括などに注力する。
現COOのBob Herbold氏（58）は退任し，非常勤の役員となる。同氏は，1994年に米Procter & Gamble（P&G）からMicrosoft社に移り，経営に参加していた。
Belluzzo氏は，米Hewlett-Packardの上級副社長，米Silicon Graphics,Inc.（SGI）のCEOを経て，1999年9月にMicrosoft社入りした。Online Consumer and Commerce部門やPersonal Services and Devices部門の担当副社長として，MSN事業や家庭用ゲーム機「Xbox」事業などを統括してきた。今後は，社長兼COOとして事業戦略の統括に当たり，事業管理，事業開発，販売，マーケティングなどの分野で指揮を執る。パソコン以外の事業にも力を入れていくという。
Microsoft社は，Windows Division Marketing部門担当副社長としてWindows 2000製品群などのリリースを手掛けたDeborah Willingham氏（44）をHuman Resources部門担当上級副社長とする人事もあわせて発表した。
新人事に伴い，Microsoft社の経営陣は以下の通りとなる。
・Steve Ballmer（CEO）
・Bill Gates（会長兼CSA:Chief Software Architect)
・Rick Belluzzo（社長兼COO）
・Jeff Raikes（Productivity and Business Services部門担当副社長）
・Jim Allchin（Platform Product部門担当副社長）
・Deborah Willingham（Human Resources部門担当上級副社長）
・Bob Muglia（.NET Service部門担当副社長）
・Orlando Ayala（Worldwide Sales and Marketing部門担当副社長）
・Craig Mundle（Advanced Strategies部門担当上級副社長）
・David Vaskevitch（Business Applications部門担当上級副社長）
・Eric Rudder（Technical Strategy部門担当副社長）
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