米IDCは米国時間10月4日,中米とカリブ海地域のインターネット利用や電子商取引市
場予測結果を発表した。

 この予測によれば,現在は推定160万人程度の中米とカリブ海地域でのインターネット利用者数は,2004年には400万人以上に増加する見込み。中米/カリブ海地域のユーザーがオンラインに費やす金額は2000年末時点で1億4000万ドル超。これが2004年末までには17億ドルに達する見込みという。

 「個々の国は小さな市場だが,地域全体を合わせるとアルゼンチンと同じ規模の市場になる」(IDC Latin America社のAndrew Newman氏)。

 またNewman氏はこの地域の課題として電話通信インフラの問題を挙げ,今後数年にわたってインターネットの普及における最大の障害となる,と指摘している。

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