米eMarketerが米国時間5月18日,アジアのインターネット市場を調査した結果を発表した。
それによると中国におけるインターネットのアクティブ・ユーザは1999年の250万人から750%増加し,2003年には2100万人に達するという。インドでは1999年の27万人から2003年には900万人に増加する。
日本におけるインターネットのアクティブ・ユーザは,1999年の1030万人から2003年には3100万人に増加する。しかし,アジアのインターネット市場におけるシェアは,1999年の48%から2003年には32%に減少する。
アジアの電子商取引市場は2003年,1999年末の66億ドルから880億ドル規模に拡大する。アジアの経済回復と,ビジネス手段としてのインターネット普及が成長を促す。
アジアにおけるオンライン広告収入も着実に増加している。広告全体に対するオンライン広告収入の割合では,近いうちにアジアは米国と肩を並べるようになる。1999年,アジア太平洋地域におけるオンライン広告への支出額は2億3000万ドルで,世界全体の5.3%だった。2003年には支出額が26億1000万ドルに増え,世界全体の10%を占めるとみられる。