「1999年における電子商取引市場は米国が805億ドルに達し,他国を圧倒した。135億ドルで2位につけた日本を6倍以上も引き離し,首位に立つ」。米IDC(International Data Corporatoin)が米国時間9月12日に調査結果を発表した。この2国の他に100億ドルを超えた市場はないという。

 この調査結果について,IDCディレクタのLloyd Cohen氏は「米国は世界でITの構築が最も進んでいるため」と説明する。1999年における米国でのIT投資は総額3850億ドル近くに達し,世界市場全体の46%以上を占めた。

 2位は日本で900億ドル弱だった。またパソコンの出荷台数をみても,米国での出荷台数は通年で4380万台を記録し,世界でトップ。人口世界一の中国は480万台にとどまった。日本は1060万台だった。

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