米Qualcomm(クアルコム)は2019年7月15日、5G、ゲーム、AI、XR(VRやARなどの総称)端末向けプラットフォーム「Qualcomm Snapdragon 855 Plus」を発表した(Qualcommのニュースリリース)。従来のSnapdragon 855(関連記事1関連記事2)から、CPU「Qualcomm Kryo 485」のクロック周波数2.84GHzを2.96GHzに高速化し、GPU「Qualcomm Adreno 640」も15%の性能向上を実現した。

出所:Qualcomm
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 ゲーム関連では、ハードウエアおよびソフトウエアを最適化した「Snapdragon Elite Gaming Experience」により快適に楽しめるようにした。AI関連では、第4世代のマルチコアAI Engine 採用で、7TOPS(1秒間に7兆回の演算処理)を超える超高速な応答性を実現。XR機能においても、今回のSnapdragon 855 Plusおよび「Snapdragon X50 5Gモデム」(関連記事3)を搭載した5G端末と接続することで、高速かつスムーズにXRを体験できるとしている。

 Snapdragon 855 Plus搭載製品は、2019年下半期から市場に投入される予定。