新年度が始まってひと月ちょっと、人事異動の季節でもあります。
この春からソーシャルメディアの担当になったという方も多いのではないかと思います。
担当になったはいいけど企業アカウントとしてどういった数字を見ていけばいいのか、という疑問の声を頻繁によく耳にします。
今回は、そんな新しく担当者になった方向けに、企業アカウントの効果測定についておさらいしてみたいと思います。
基本的に、Facebookであればインサイト、Twitterであればアナリティクスと呼ばれる、効果検証用のツールが提供されていますので、そちら使うことになります。
キーワードと内容の理解
インターネット用語として一般的に知られているものもありますが、まずはよく出てくる用語を押さえておきましょう。
①ページいいね!数/フォロワー数
企業の担当者がまず一番気にされるのが、「ページいいね!」数と「フォロワー」数ではないでしょうか。
自社アカウントと繋がりを持っているユーザー数を表すもので、企業の情報を受け取りたいユーザーや、好意的な姿勢を持つユーザーの数と言い換えることもできます。
提供されているツールで、上記イメージのように視覚的に理解することができます。
②インプレッション数/リーチ数
インプレッション、リーチ共にネットマーケティングにおいては頻繁に目にするキーワードです。
インプレッションはページの情報(投稿)が表示回数を表すもので、ユーザーに接触した回数を把握する指標として使われます。もう一方のリーチは、Facebookの効果測定で良く使うのですが、接触したユニークなユーザー数を表します。例えば、ひとりのユーザーに2回接触したとすると、リーチは「1」でインプレッションが「2」になります。上のイメージはTwitterのもので、このような形で分かりやすく数字を理解できるようになっています。
③エンゲージメント
ソーシャルメディアの企業活用が始まった時に、急速に広まったキーワードです。
エンゲージメントとは「婚約」といったような意味を持つ単語ですが、ソーシャルメディア上では企業と個人との結びつきや交流を表現する際に用いられます。
もうすこし分かりやすく言い換えるとすると、企業に対する「思い入れ」の深さや「愛着」等を意味し、「エンゲージメントを獲得した」といったように使われることが多いです。
④エンゲージメント率
③のエンゲージメントを測る指標として、数値化したものをエンゲージメント率と呼びます。
ソーシャルメディア独自のものであるため、効果検証の際に最も重視される項目となっています。