米Time Warner傘下のAmerica Online(AOL)は米国時間3月6日,同社のインスタント・メッセージング(IM)サービスへの幅広いアクセスを目的とした取り組み「Open AIM」について明らかにした。同社のIMプラットフォームに対応したプラグインやカスタム・クライアントを開発するためのソフトウエア開発キット「AIM Software Development Kit(SDK)」を無償提供する。
Open AIMでは,企業,コミュニティ,開発者などが,AOL社のIMネットワークに世界規模でアクセス可能なカスタム・プラグインやスタンドアロン型通信クライアント,アプリケーションのマッシュアップを構築できるようにする。「『AOL』『AIM』『ICQ』『Apple iChat』などの6300万人を超えるユーザーとやりとりすることが可能になる」(同社)。
AIM SDKは,AOL社独自のプロトコルを利用する。同社IMネットワークのセキュリティを確保したままで,テキスト,音声,ビデオのリアルタイム通信を実行するツールを作成できる。同社Webサイトから入手可能。
AIM SDKを用いた最初のカスタム通信クライアントは,米WebEx Communicationsと共同開発する「AIM Pro」(開発コード名)となる。法人利用を対象としており,AOL社のIMネットワークとWebEx社の通信ネットワーク「WebEx MediaTone Network」を利用する。自営業者や中小企業での利用を想定したプロフェッショナル版と,大企業を対象とし集中的な管理機能を備えるエンタープライズ版を用意する。2006年第2四半期にリリースする予定。
◎関連記事
■米AOLと米WebEx,職場での利用に向けたIMサービス「AIM Pro」を発表
■米AOL,企業向けIMサービス・プロバイダに対する支援策を発表
■米IBM,IMサービスの相互接続で米AOLおよび米Yahoo!と提携
■ 米Yahoo!と米Microsoft,IMサービスの相互乗り入れで提携
■米MicrosoftのAjaxによるIMクライアント「Communicator Web Access」が完成
■「米国ユーザーの約4割が電子メールよりもIMの方を多く利用する」,米AOL調査
■英Reuters,MSN MessengerやAIMとつながる金融機関向けIMサービスを発表
■「米国企業の49%,IM利用に関する社内規定はなし」,英SurfControl
[発表資料へ]