米Googleは,これまでベータ提供していた「Personalized Search」の正式版を公開したことを,米国時間11月10日に発表した。ユーザーの過去の検索傾向に合わせて検索結果を提示するサービスで,Googleアカウントに登録したユーザーなら誰でも利用できる。

 Personalized Searchは,ユーザーが過去に行った検索やクリックしたことのある検索結果を学習し,ユーザーの関心事に最も近い検索結果をリストの上位に示す。例えば,米Apple Computerの「iPod」用アクセサリを検索したことのあるユーザーが「apple」のキーワードで検索を実行すると,果物のリンゴではなくApple社に関連した検索結果を表示する。

 正式版開始にともなう主な強化機能は以下の通り。

・「Bookmarks & Searchable Labels」:ブックマークを作成するほか,検索履歴に検索可能なラベルや注釈を付けられる

・「Remove Results」:不要な検索結果を今後の検索から除外できる。1回または今後のすべての検索,WebページまたはWebサイト全体を検索対象外に設定可能

 さらに,正式版では39ドメイン,12言語にサポートを拡大。「Personalized Homepage」も17ドメイン,12言語で利用可能にした。

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