ドイツのSAPは現地時間10月12日に,設定自動化ツール「SAP Best Practices」の新たな中堅企業向けパッケージを発表した。小売り販売,公益事業,公共機関など,それぞれのニーズに対応した28バージョンを展開し,14カ国語をサポートする。

 SAP Best Practicesには,完全に文書化された再利用可能なプロトタイプが含まれる。「あらかじめ必要な設定をすべて行っているため,最小限のインストール作業で,特定の重要なプロセスをすぐに実行できる」(同社)

 例えば,自動車業界向けには「返却部品の保証処理」,技術業界向けには「プロトタイプ開発」といった特定の業務プロセス機能を提供する。業界全般向けバージョンのCRM機能やSCM機能と組み合わせた利用が可能。

 新たな導入ツールを備えており,スプレッドシート入力で設定データを簡単にパーソナル化できるという。

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