米Microsoftが,2007年に利用可能とする予定のサーバー向けOS「Windows Server」の次期版「Longhorn」(開発コード名)について,対象とする用途を米国時間9月1日に発表した。それによると「Intel Itanium」プロセサ向けエディションは,データベース,カスタム・アプリケーション,業務用アプリケーションなどの基幹業務を想定しているという。

 さらにMicrosoft社は「ファクシミリ・サーバー,ファイルおよびプリンタ共有用のサーバー,Windows Media ServicesとWindows SharePoint Servicesなどは,Itanium用Longhornで動かす予定はない」とする。

 Itanium用Longhornについて,同社は「今後もWindowsプラットフォームに最高レベルの処理性能,信頼性,拡張性を提供し,RISCベースのUnixサーバーに代わる主要プラットフォームの役目も引き継ぐ」と述べる。

 なおLonghornは,Itanium向けのほかx64向けも用意する。「x64用Longhornは,現行の32ビット環境で運用しているサーバー業務を64ビット環境に移行させるための製品」(同社)

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