調査内容 2007年5月に導入したデスクトップ・パソコン
調査時期 2007年6月中旬
調査対象 ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者
有効回答 1661件(659件)
( )内は情報システム担当者の有効回答数

 日経マーケット・アクセスが,ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者を対象に行った調査で,2007年5月に導入したデスクトップ・パソコンのメーカーと台数を聞いた(複数回答)ところ,購入製品のユーザー数はデルが2006年10月調査(2006年9月導入実績)以来のトップを守り,9カ月連続首位となった。

 購入台数は,前回2007年5月調査(2007年4月導入実績)前々回2007年4月調査のデルの大差での2連覇から一転。今回はデル,日本HPとの三つ巴の接戦を制してNECが首位に立った。2007年1月調査(2006年12月導入実績)以来の首位返り咲きである。

 デスクトップ・パソコンの1回答平均導入台数は,今回約22.5台。2007年2月調査が35台弱,2007年3月調査が約32台,前々回2007年4月調査の約37台,前回2007年5月調査(2007年4月導入実績)で約28台,そして今回は前月比約2割減少して約22.5台と,やや弱含みに推移している。

■調査概要
 日経マーケット・アクセスが,ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者を対象に,回答者の勤務先の情報システムの構成要素としてのパソコン・サーバーの導入状況を聞いた。当該月に正式発注や契約など購入が確定したもののみが対象で,「過去に発注済みのパソコンが当該月になって納品されたもの」「回答者の個人用パソコンの購入」は除外している。
 2007年2月調査(2007年1月の導入実績)の記事まで,「x社のデスクトップ・パソコンをy台導入した」という回答1件を,x社についての「購入製品のメーカー数」1件と表現してきたが,2007年3月調査の記事から,x社についての「ユーザー数」1件という表現に変更した。つまり「ユーザー数イコール有効回答数」であり,導入したデスクトップ・パソコンの実利用者数を聞いたものではない。
 また,本調査では1企業・組織からの複数の回答を有効としている(「所属企業・組織で情報システムを担当している」と明示した回答者であれば,「全社情報システム部門」に限定せず,「事業所」や「部門」や「ワークグループ」の情報システム担当者も,有効な回答者として認めている)ため,「ユーザー数イコール導入企業数」とは断言できない。
 2006年12月調査から「業種がコンピュータ関連で,当該メーカーの全導入台数の過半数を占める」大量一括導入の回答を集計対象外とした。今回の2007年6月調査では,デスクトップ型で1495台(1回答あたり約8.2台に相当)分の回答を集計対象から除外した。
 調査実施時期は2007年6月中旬,調査全体の有効回答は1661件,うち情報システム担当者の有効回答は659件。

図●前月(2007年5月)のデスクトップ・パソコンの導入台数(n=182)