調査内容 2007年4月に導入したパソコン・サーバー
調査時期 2007年5月中旬
調査対象 ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者
有効回答 1885件(759件)
( )内は情報システム担当者の有効回答数

 日経マーケット・アクセスが,ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者を対象に行った調査で,2007年4月に導入したパソコン・サーバーのメーカーと台数を聞いた(複数回答)ところ,購入台数は富士通が2006年9月調査(8月の導入実績)の調査開始以来,初めてトップに立った。購入製品のユーザー数はデルが2006年10月調査(2006年9月導入実績)以来8カ月連続トップを守っている。

 今回,パソコン・サーバー導入台数の1回答平均は15.8台。年度替わりを挟んで,前回2007年4月調査(2007年3月導入実績)の約8.5台,前々回2007年3月調査(2007年2月導入実績)の9.0台の2倍近くに急増した。

■調査概要
 日経マーケット・アクセスが,ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者を対象に,回答者の勤務先の情報システムの構成要素としてのパソコン・サーバーの導入状況を聞いた。当該月に正式発注や契約など購入が確定したもののみが対象で,「過去に発注済みのパソコンが当該月になって納品されたもの」「回答者の個人用パソコンの購入」は除外している。
 2007年2月調査(2007年1月の導入実績)の記事まで,「x社のパソコン・サーバーをy台導入した」という回答1件を,x社についての「購入製品のメーカー数」1件と表現してきたが,2007年3月調査の記事から,x社についての「ユーザー数」1件という表現に変更した。つまり「ユーザー数イコール有効回答数」であり,導入したサーバーの実利用者数を聞いたものではない。
 また,本調査では1企業・組織からの複数の回答を有効としている(「所属企業・組織で情報システムを担当している」と明示した回答者であれば,「全社情報システム部門」に限定せず,「事業所」や「部門」や「ワークグループ」の情報システム担当者も,有効な回答者として認めている。参照)ため,「ユーザー数イコール導入企業数」とは断言できない。
 2006年12月調査から「業種がコンピュータ関連で,当該メーカーの全導入台数の過半数を占める」大量一括導入の回答を集計対象外とした。今回の2007年5月調査では,集計対象から除外された大量一括導入回答はない。
 2006年9月調査(8月の導入実績)の結果は2006年10月30日付け記事,2006年10月調査(9月の導入実績)の結果は同11月30日付け記事,2006年11月調査(10月の導入実績)の結果は同12月21日付け記事,2006年12月調査(11月の導入実績)の結果は2007年1月25日付け記事,2007年1月調査(12月の導入実績)の結果は2月28日付け記事,2007年2月調査(2007年1月の導入実績)の結果は4月2日付け記事,2007年3月調査(2007年2月の導入実績)の結果は4月13日付け記事,2007年4月調査(2007年3月の導入実績)の結果は6月19日付け記事を参照。
 調査実施時期は2007年5月中旬,調査全体の有効回答は1885件,うち情報システム担当者の有効回答は759件。

図●前月(2007年4月)のパソコン・サーバーの導入台数(n=154)