
今週、米国では「次期iPadが3月7日(米国時間)に発表される」との噂で盛り上がっている。3月9日説もある。
現行モデルのiPad 2が発表されたのは昨年3月2日。米AppleはiPhoneやiPadの新モデルをおおむね1年間隔(長くても1年半)で発表してきたことから、この3月に新型のiPadが出てもおかしくない。いよいよか。
気になるスペックは、(1)クアッドコアプロセッサ搭載、(2)2048×1536ピクセルの高解像度ディスプレイ(ピクセル数はiPad 2の4倍)、(3)4G(LTE)に対応、(4)バッテリーが少し大きくなって本体の厚みが1~2mm増える――などと言われているが、現時点で確実な情報ではない。昨年夏ごろから、Appleに部品を供給するサプライヤーなどから漏れたとされる情報がいろいろ出回っており、上記のスペックはそれらに基づく“予想”である点に注意してもらいたい。なお、製品名についても「iPad 3」以外に「2S」「4G」などの予想もある。皆さんはどう考えるだろうか。
もう1つ、新型iPadの噂がある。片手で持ちやすい、小さめサイズ(8インチディスプレイ搭載)のiPadである。“iPad mini”などと呼ばれている。米Amazon.comが昨年の年末商戦で、7インチサイズのタブレット「Kindle Fire」を中心に400万台近くも販売しており、Appleもこのカテゴリーの新製品を検討しているという。
小型のiPadを待ち望むユーザーも多いと思う。ただし、米Wall Street Journalによると、Appleによる製品化の可能性は未知数とのことだ。
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