キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は2019年6月25日、セキュアソフトと共同で「セキュリティ機器監視サービス」を7月上旬から開始すると発表した。同サービスは、キヤノンMJやセキュアソフトが顧客企業内にあるセキュリティー機器のログを収集・分析し、インシデントの監視・検知を行う。一般的にSOC(Security Operation Center)サービスと呼ばれるものである。

 主にセキュアソフトのグループ会社であるサービス&セキュリティが運営しているセキュリティオペレーションセンターが、顧客のファイアウオールやIPS(Intrusion Prevention System)、UTM(Unified Threat Management)、WAF(Web Application Firewall)といったセキュリティー機器のログを24時間365日体制で監視・分析する。インシデントの検知と顧客への通知を行い、脅威分析の結果を月次リポートとして提供する。

 キヤノンMJは「アドバンスサービス」を手掛ける。このサービスは、キヤノンMJのセキュリティースペシャリストが顧客企業のインシデント情報などを詳細に分析し、セキュリティー侵害が発生した際の対処方法などをアドバイスするものだ。

 セキュリティ機器監視サービスの価格は、システム要件やログの容量により異なる。ファイアウオール1台構成の場合、年額144万円(税別)から。アドバンスサービスは別途追加料金が発生する。キヤノンMJは同サービスの年間売上高を2022年までに10億円にしたいという。