米VMwareは,企業とサードパーティの開発者向けにオンラインの仮想インフラ・リソース・センター「VMware Technology Network(VMTN)」を開設する。同社が米国時間6月6日に発表した。ソフトウエアの開発,導入,テスティングなどの支援を目的として,VMTNサイトを通じて,幅広い技術,製品リソースを提供する。

 VMTNでは,VMware仮想マシン内にBEA Systems,MySQL,Novell,Oracle,Red Hat,SpikeSourceといった企業のアプリケーション環境が用意される。

 また,同サイトでは,技術リソース,ピア・ツー・ピアのディスカッション・フォーラム,専門家からのアドバイスなども提供する。

 同社が新しく用意したプログラム「VMTN Subscription」では,ユーザー1人あたり年間299ドルで,VMware社のワークステーション,ローエンドのGSX Server,トップエンドのESX Serverといった製品が利用できるようになる。個別の製品に対して料金を払う必要はない。新しいプログラムは,開発を目的としたものであり,それ以外の目的で利用する場合にはライセンスを購入する必要がある。

 VMTNは,6月13日より利用できる。プリビルドのアプリケーション環境は,6月13日より VMTNサイトから無償でダウンロードできる。

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