米Digital Networks North America(DNNA)は,先ごろ発表したMP3プレーヤ「Rio Carbon」に米Seagate Technologyの記録容量5Gバイトの1インチ・ハード・ディスク装置(HDD)「ST1 Series」を採用した。Seagate社が米国時間10月12日に明らかにした。

 Seagate社のST1 Seriesを搭載するRio Carbonは,名刺サイズのHDD内蔵のデジタル・オーディオ・プレーヤ。MP3形式でおよそ80時間分,WMA形式でおよそ160時間分の楽曲を収録可能。USB 2.0と多数のファイル形式に対応しているため,ユーザーは多くのオンライン・ミュージック・ストアから楽曲をダウンロードして楽しむことができる。同製品は,音声録音の機能も提供している。パソコン,Macの両方に対応しており,バッテリ連続駆動時間は最大20時間。

 ST1 Seriesでは,Seagate社の新しいユニークな「RunOn」技術を搭載している。同技術は,動きの激しい環境を感知して補正する。そのため,ジョギングのような動きの激しい環境におけるドライブのパフォーマンスが改善されるという。

 Rio Carbonは,現在米国と欧州にて提供されている。日本では,10月中旬より販売が開始される予定。

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