米Stamps.comは,カスタム切手発行サービス「PhotoStamps」に関して,テスト・サービス最終日の9月30日に60万枚を超える注文があったと発表した。同社が米国時間10月4日に明らかにしたもの。このテスト・サービスは8月10日~9月30日にかけて実施したもので,「同期間中の注文は13万シート(260万枚)を上回る」(同社)。

 PhotoStampsは,Stamps.com社が2004年8月に発表した有料サービス。ユーザーが選んだ写真やオリジナル・デザインを郵便切手に印刷して発行する。同サービスのWebサイトにデジタル写真または画像をアップロードし,枠色は10種類から,切手料金は0.23~3.85ドルの種類から選んで,シート単位(20枚/シート)で注文できる。テスト・サービス期間中には,赤ちゃん,子供,ペット,企業ロゴ,芸術作品,車などの注文が寄せられたという。

 Stamps.com社会長兼CEOのKen McBride氏は「顧客は,PhotoStampsのテスト・サービス初日から歓迎ムードだった。最終日に注文が急増したのは当然の成り行きだ」と説明する。「米郵政公社は,約52日間で100万ドルを売り上げており,その大半は新たな収入だろう。消費者と企業がこのサービスを望んでいることは明白だ」(同氏)

 9月30日までに受注した13万シートのうち,約8万シートが出荷済みで,残りは第4四半期の出荷となる見込み。Stamps.com社は,米郵政公社に対して同テスト・サービスを継続するよう正式に要請しており,遅くとも90日後には結果が出るという。
 
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