米Maxtorは，米Cisco Systemsの事業部門であるLinksysと，家庭内ネットワーキングに関する戦略的提携を結んだことを米国時間6月15日に発表した。両社は，家庭内で簡単にコンテンツを保存，管理，共有，ストリーミングするための製品および技術開発で協力するほか，共同マーケティングを行う。
両社はまた，Maxtor社の外付けハード・ディスク装置「Maxtor OneTouch」とLinksys社のネットワーク製品「Network Storage Link」について相互に販売促進を行う。Network Storage Linkは，USB対応の外付けハード・ディスク装置（HDD）を有線／無線の家庭内ネットワークに接続する。Maxtor OneTouchをNetwork Storage Linkに接続し，さらにルータにつなげることで，Maxtor OneTouchをネットワーク上のストレージとして利用できる。これにより，データをはじめ，写真や音楽などのデジタル・コンテンツの共有，保存，アクセスが可能となる。
米メディアの報道（TechWeb）によると，Network Storage LinkはUSB1.1，同2.0に対応する。外付けHDD以外にも，USB対応のフラッシュ・ドライブやメモリースティックも接続できる。
「家庭内ネットワークは，デジタル・コンテンツの爆発的普及と合わせて，ストレージの新たな商機を生み出している。今後は，両社の市場における強みと技術を組み合わせ，顧客にシンプルかつエレガントなソリューションを提供する」（Maxtor社エグゼクティブ・バイス・プレジデントのMike Cordano氏）
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