米Akamai Technologiesと米MLB Advanced Media(MLBAM)は,大リーグ(Major League Baseball)のストリーミング・オーディオとビデオの配信に関して複数年の契約を締結した。両社が米国時間3月15日に明らかにした。

 契約により,Akamai社のコンテンツ配信ネットワークは,大リーグの公式サイト(MLB.com)とリーグ全30チームのWebサイトにおいて,試合のビデオとオーディオをライブまたはオンデマンドで提供する。両社は,2月にシステムの実装を開始しており,3月28日の開幕までに準備が完了する予定。

 MLBAMは,大リーグ・コンテンツに関する対話型メディア・サービスを提供している。Akamai社の技術により,複数のメディア形式がサポートされるため,ファンは好みのメディア・プレーヤを選択できるようになる。

 MLB.comは,すべての試合のオーディオをライブで提供している。2003年からは,地域によって放映権の制約があるが,レギュラー・ゲームのおよそ半数をライブ・ビデオとしてWeb配信している。2003年のシーズンには,およそ50万人を越える有料購読者を抱えており,このうち15万人以上がライブのビデオ・サービスを利用している。

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