米Apple Computerは，動作周波数2GHzの64ビット・プロセサ「PowerPC G5」のシングル／デュアル構成が可能なサーバー「Xserve G5」を米国時間1月6日，発表した。システムあたりの処理能力は30ギガフロップ以上で，PowerPC G4ベースのXserveと比べ処理能力が約60％向上したという。2月から販売を開始する。
最大1GHz，プロセサあたり8Gバイト／秒で動作するフロントサイド・バス，最大8GバイトのPC3200 ECC（誤り訂正符号）付きメモリー対応システム・コントローラ，最大記憶容量750Gバイトのホットプラグ対応シリアルATAドライブ・モジュール3基，133MHz PCI-Xカード対応のデュアルPCI-X拡張スロット，デュアル・オンボード・ギガビットEthernetを搭載する。またオプションでハードウエアRAID機能の装備も可能。
きょう体は1Uエンクロージャ。銅製のヒートシンク・デザインで熱を除去しながら，8基の冷却ファンでシステム冷却を行なう。これらファンは個別管理し，専用のプロセサが制御を行なう。1つのファンが故障すると別のファンがそれを補完する仕組みである。
セットアップやリモート管理をこれまで以上に容易にしたという。例えばハードウエアのリモート監視アプリケーション「サーバー・モニター」では，主要サブシステムの状態を赤／黄／緑色で表示する。このほか，30個以上のセンサで電源電圧やファン・スピード，EthernetやHDDパフォーマンスなどを監視する。
Xserve G5の価格は，「シングル2GHz PowerPC G5プロセサ・モデル」が2999ドル，「デュアル2GHz PowerPC G5プロセサ・モデル」が3999ドル，「クラスタ・ノード用デュアル2GHz PowerPC G5プロセサ・モデル」がノードあたり2999ドル。
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