米Quest Softwareは,データベース管理ソフト「Quest Central for Databases 4.0」を米国時間10月28日,発表した。Oracle,DB2,SQL Serverなどの異なるデータベース環境を一元管理できるため,「データベース間の障壁を取り除くと同時に,手順を統一化することで,スタッフの生産性を最大限に高めることができる」(Quest Software社)としている。

 同製品は,Quest社のリアルタイム分析/解決ツール「Spotlight」をベースにしたもので,データベース管理,SQLチューニング,パフォーマンス履歴,容量管理,性能診断など,各データベース向けの機能を提供する。さらに,同製品に組み込まれた「Knowledge Base」により,「合理的なパフォーマンス管理を実現する」(Quest Software社)

 Quest Central for Databases 4.0は「Quest Application Performance Management(APM)」ファミリの1つ。上記のデータベース・プラットフォームのほか,z/OS,OS/390,UNIX,Linux,Windowsなどの各種OSにも対応する。

 同製品はすでに購入可能で,価格は1500ドルから。データベースの問題点を検証する1日間の無料コンサルティング「Health Check」も提供する。

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