米Quest Software社は「Quest Central for Oracle version 2.0」の出荷開始を米国時間6月18日に発表した。同製品は,Oracleデータベース管理者向けに包括的なツール・セットを提供する。既存のパフォーマンス診断,データベース管理,データベース分析などのコンポーネントのほかに,新版ではSQLを調整する機能,スペース管理機能を追加している。

 同製品は主なデータベース管理アクティビティをサポートしているため,単一のソリューションでパフォーマンスと可用性に関する問題を検知,診断,解消できる。そのため,これまでの複数ベンダーによるポイントごとの製品と比べてデータベース管理者の負担を軽減している。

 データベース管理者は,新しく追加されたSQL調整コンポーネントにより,データベースのパフォーマンスを低下させている問題があるSQLを容易に突き止めて調整できる。パフォーマンスと可用性に関しては,新しいスペース管理コンポーネントによってストレージの面からも対処する。管理者は,スペースに関する統計の履歴をもとに作成された予測レポートによりスペース関連の問題を確認できる。

 その他にも,「SharePlex」アクティビティを監視するプラグイン,データベース複製ソリューション,「Foglight」アラートなども新しく追加された。

 「Quest Central for Oracle version 2.0」は,現在入手可能となっている。価格は2400ドルから。

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