スウェーデンのEricsson社は，GSM/GPRSネットワークの拡張に関して中国China Mobile社の黒竜江省にある子会社Heilongjiang Mobile社と290万ドル規模の契約を結んだ。同社が現地時間9月8日に発表した。
契約により，Ericsson社の中国における合弁会社Nanjing Ericsson Panda Communication社が，Heilongjiang Mobile社に無線ネットワーク機器とサービスを提供する。また，中国のEricsson Technology Serviceが専門サービスを提供する。
Heilongjiang Mobile社は，同省において最大規模のGSMネットワークを持つ。ネットワーク拡張により，同省人口の91.6％に該当する665万人にサービスの提供が可能になる。また，現在6万人の加入者を持つGPRSネットワークも20万人に対応するように拡張される。
また今回のHeilongjiang Mobile社との契約とは別に，Ericsson社はChina Mobileが展開するホット・スポットの展開を支援することも発表している。
Heilongjiang Mobile社は，北京，重慶，山東，雲南を含む10を越える都市においてホットスポットの配備を計画している。同社がChina Mobile社に提供するWLANソリューションには，米Proxim社のアクセスポイント「ORiNOCO AP-2000 Wi-Fi」を組み込む。中国最大手のIT製品ディストリビュータであるDigital China社がProxim社製品のメインテナンス・サービスと技術サポートを提供する。
Proxim社とEricsson社は，ソフトウエアと無線LAN使用時にユーザー認証を行なうSubscriber Identification Module（SIM）技術も共同で開発している。
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