米QUALCOMM社は,中国の大手無線サービス通信事業者China United Telecommunications(China Unicom)が同年3月28日に中国全土にCDMA2000 1Xのネットワーク配備を完了したことに対して祝意を表した。

 「China Unicomが,記録に残る短時間でネットワークをアップグレードしてCDMA2000 1Xの配備に成功したことを喜ばしく思う。同ネットワークにより,同社は幅広い多機能なデバイスとアプリケーションで届けられる高度な音声,データの無線サービスを顧客に提供できるようになる」(QUALCOMM社会長兼CEOのIrwin Mark Jacobs氏)

 「China UnicomのCDMA2000 1Xサービスの開始により,BREWとgpsOneと合わせて同社にこれまで以上の成功がもたらされ,購読者ベースも格段に成長すると信じている。同社との関係を強化し,GSM1x,新しいデータ・サービス,次世代技術で引き続き協力していきたい」(QUALCOMM社シニア副社長兼QUALCOMM China理事長のJing Wang氏)

 同社のCDMA2000 1Xネットワーク配備は,アジア太平洋地域,オーストラリア,東欧,米国における21カ国,39通信事業者に続くもの。CDMA2000 1Xの通信事業者は,ユーザー1人当たりの売上高(ARPU)の増加を経験している。QUALCOMM社は,同方式向けのチップセットとシステム・ソフトウエア・ソリューションを提供している。

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