企業間電子商取引（B2B）の普及促進を図る民間団体RosettaNetは，フィリピンにおいて活動を行う「RosettaNet Philippines」を設立したことを，米国時間3月12日に発表した。RosettaNet Philippinesの設立は，オープンなサプライ・チェーン標準の採用と実装をさらに促進するものであり，アジア・ベースの活動の拡張を狙う。
エレクトロニクス市場は，フィリピン経済の促進源であり，エレクトロニクス製品は，同国の全輸出品の70％を越えている。RosettaNet Philippinesは，インターネットをベースとするRosettaNetのビジネス標準の実装を促進することにより，世界における同国の競争力の強化を狙う。
新しい提携組織の設立メンバーとして，SEIPI（Semiconductor and Electronics Industries in the Philippines Inc），Intel，Motorola，Texas Instruments，Microsoft，Ayala Port，Bayantradeなどが参加している。
RosettaNet Philippinesの常務取締役として，Cielito Zulaybar氏が指名された。Intelの上級管理者を務める同氏は，半導体とエレクトロニクス産業において20年の経験を持つ。
RosettaNetは，既にアジア地域において，日本，韓国，マレーシア，シンガポール，台湾において，RosettaNetのB2Bサプライ・チェーン標準の採用と実装を促進している。
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