企業間電子商取引（BtoB）の普及促進を図る民間団体RosettaNetは，RosettaNet仕様に対応したソフトウエアの相互接続性を確認する試験「RosettaNet Software Interoperability Trials」が成功したと，米国時間2月26日に発表した。
同試験は，RosettaNet取引ネットワーク内におけるソフトウエア／相互接続性実装の改善を図る取り組み，RosettaNet Interoperability Programの一環。複数の企業が提供したRosettaNet Implementation Framework（RNIF）接続対応ソフトウエアについて，仕様に対する互換性や各ソフトウエア間の接続性を試験した。
試験に参加した企業は，米Cyclone Commerce，富士通，米GridNode，米GE Global eXchange Services，米iSoft，米Oracle，米Sterling Commerce，米TIBCO Software，米Vitria Technology，米webMethodsの10社。試験の実施は，各企業から独立した試験機関である米Drake Certivoが行った。
RosettaNet Software Interoperability Trialsでは，各社のソフトウエアのすべての組み合わせについて36種類の試験を実施し，正常に動作するかを確認したという。
RosettaNetの試験の目的について，RosettaNet CEOのJennifer Hamilton氏は「ソフトウエア同士の相互接続性に対する活動を推進しすることで，結果的に取引相手と接続する際に必要な導入作業にかかるコストと時間を削減する」と説明する。「参加企業10社すべてが無事試験にパスしたことを報告でき，うれしく思っている」（同氏）
また同日Oracle社は，同社の企業向けアプリケーション・サーバー「Oracle9i Application Server」がRosettaNet Software Interoperability Trialsに合格したことを明らかにした。同サーバーは，2003年前半に利用可能とする予定という。
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