東芝の米国法人Toshiba America Information Systems(TAIS)の一部門Toshiba Computer Systems Group(CSG)は,ホットスポット無線サービスの提供を米国時間3月4日に発表した。

 同社が提供するホットスポットは,コーヒー・ショップ,ホテル,コンビニ,その他の公共のロケーション向けに設計される。東芝は,北米の数百カ所に配備を急速に進めており,2003年末までに1万カ所における展開を予定している。

 同社は,同サービスにおけるネットワーク・オペレーション,課金,エンド・ユーザー向けのヘルプ・デスク・サーポートを含むビジネスとオペレーション・サポートの提供で米Accenture社を選択している。

 東芝のWi-Fiホットスポット・ソリューションにより,ロケーションのオーナーは低コストで導入が可能になる。また,東芝からのリモート管理により,メンテナンス・コストも抑えられる。

 ディーラと再販業者は,同サービスにより少ない資金と時間でホットスポット市場に参入可能となり,配備されたスポットごとの無線アクセスを通じて収益を上げられる。

 ホットスポット・オペレータはハードウエアの販売,設置,ホットスポット・ロケーションにおけるメンテナンスを行うだけで,サービスとエンド・ユーザー・サポートは東芝とAccentureが担当する。

 エンド・ユーザーは,プリペイド・クーポンの購入,またはクレジット・カードによる支払いにより,単一のホットスポットにおいて24時間の接続できるができる。同社は,2003年第2四半期に,ユーザーが加入している無線インターネット・サービスのプロバイダを通じて東芝のホットスポットにアクセスできるプランを計画している。

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