米IBM製品の付加価値再販業を手がける米Arrow Electronics社Support Net Divisionは,IBMの再販業者を支援するプログラム「SmartStart」を米国時間3月3日に発表した。これは,新規のIBM再販業者が販売を開始し,収益を生むまでの時間を短縮することを狙ったトレーニング・プログラムである。

 Arrow Electronicsは,SmartStartプログラムを通して新しいビジネス・パートナの将来性を見分ける。通常,これらの再販業者は,HPとSunのサーバーを年間少なくとも1000万ドル程度販売しており,IBM製サーバーで事業拡大を望む企業が該当する。再販業者がパートナとして認識されると,Arrow Electronicsは再販業者の擁護者としての役割を果たし,IBMからのサポートとIBM Business Partnerになるための認可の獲得を支援する。

 同プログラムの第2段階では,認可された新規再販業者がIBM製品を販売するまでにかかる時間の短縮を支援する。この段階は,再販業者,IBM,Arrow Electronicsが共同で事業計画を開発してから6カ月間継続する。

 次に,再販業者は,Support Netが提供する2日間のコースに参加する。そこでIBM eServerブランド戦略と販売戦略に加え,発注,技術サポート,特別な買値,マーケティング,資金調達オプションに関して学ぶ。

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