米Symbol Technologies社と米NCR社は,セルフサービス型のショッピング・ソリューションのマーケティングを共同で行っていることを明らかにした。両社が,米テキサス州ダラスにて開催中の「Marketechnics Trade Show and Exposition」にて米国時間2月24日に発表した。両社は,Symbol Technologies社の「Symbol Portable Shopping System(PSS)」とNRC社のセルフ・チェックアウト・システム「NCR FastLane」を組み合わせたセルフサービス・ショッピングのソリューションを共同で提供する。

 両社が提供するソリューションにより,買い物客は,PSSのハンドヘルド・スキャナを使って購入する品物をスキャンして,NCR FastLaneユニットで支払いができるようになる。また,買い物の最後にNCR FastLaneを使用してスキャンして,袋に詰め,支払うこともできる。

 PSSは直感的に操作できるハンドヘルド型スキャニング・コンピュータ。同デバイスは,Symbol Spectrum24無線LANを介して店のサーバーと通信して価格の検索を行う。

 NCR FastLaneは,買い物客が,タッチスクリーン型のディスプレイ,音声ガイドを通して自分のペースで支払いができるATMのように使い方が簡単なソリューション。現金,クレジット・カード,デビット・カード,また割り引き券まで使える。小切手はオプションの支払い口で受け付ける。

 両社製品を組み合わせたソリューションにより,買い物客は購入がコントロールできるとともに,買い物で一番嫌われているチェックアウト・プロセスを合理化できる。

 両社は,この両社製品を組み合わせたソリューションが,近々大手食品小売業者に試験的に導入されることを見込んでいる。

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