CRMソフトウエアのプロバイダである米E.piphany社は,米BEA Systems社と提携したことを米国時間1月14日に発表した。提携により,Javaベースのアプリケーション・サーバー・ソフト「BEA WebLogic Server」をE.piphany社のCRMソフトウエア・スイート「E.piphany E.6」の統合オプションとして提供する。
「E.piphany E.6」は,J2EEをベースに構築したCRMアプリケーション・スイート。販売,マーケティング,サービス,分析機能を統合している。拡張性と柔軟性を備えており,Webサービス機能によって新しい機能をスムーズに統合できる。同スイートとBEAのJ2EEアプリケーション・サーバーを統合すると,コンポーネント・ベースのアーキテクチャを基にしたITインフラを標準とする企業にとって,完全な単一ソース・ソリューションとなる。
「企業は,従来のCRMベンダーが作成したプロプライエタリなアーキテクチャが,CRMソリューションの実装と管理をより複雑で高価なものにしていると気が付いている。そのため,既存のシステムを利用し,実装が高速で,強力で拡張性があるCRMインフラを構築可能にする新しい技術を求めている」(E.piphany社)
「BEAと当社は,企業が顧客関係を強化し,顧客保持率を増加させ,新しい売り上げを促進するために,コンポート・ベースでWebサービスに対応するソリューションを提供するという目標を共有する。こうしたBEAと提携を結んだことを喜ばしく思う」(同社)
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