米TogetherSoftと米BEA Systemsは米国時間10月1日に,BEA Systems社のWebサービス開発フレームワーク内で利用可能なJavaモデリング・ツール「Together ControlCenter Accelerator for BEA WebLogic Workshop」を発表した。

 同ツールは,TogetherSoft社の可視化Javaモデリング・ツールをBEA Systems社の開発フレームワークに組み込んだもので,「J2EE(Java 2 Platform, Enterprise Editon)アプリケーションの設計/開発/展開/試験において,生産性の高い環境を開発者に提供する」(両社)という。

 「TogetherSoft社がWebLogic Workshopに対する組み込み作業を行ったことは,当社が『WebLogic Enterprise Platform』上でオープンな標準仕様とJ2EEベースのツールへの対応を推進していることの現れだ」(BEA Systems社)

 開発者はControlCenterを使うと,WebLogic Workshop内のサーバー・サイド制御フレームワーク経由でアクセス可能な,Webサービス用Unified Modeling Language(UML)モデルを構築できるようになる。「構築した製品は,WebLogic Platform 7.0とTogether ControlCenterのあいだでより密接に統合できる。可視化し非常に簡素化したJ2EE開発環境の内部で,コンポーネント,データ,アプリケーション・ビジネス・ロジックの構築および接続作業が容易に行える」(同社)

 さらに,ControlCenter内でJava Web Service(JWS)ファイルをBEA Systems社の「WebLogic Server」に直接展開することも可能という。

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