米BEA Systemsは米国時間4月28日に,今週中にもBEA WebLogic Serverの新版「7.0」を一般に向けてリリースすると発表した。BEA WebLogic Server 7.0は,Javaベースのアプリケーション・サーバー・ソフト。J2EE(Java 2 Enterprise Edition)1.3に完全対応する。 

 「エンタープライズ・クラスのWebサービスの開発と展開に必要な基盤。米Microsoftの.NETといった他社プラットフォームとの相互運用性に向けた拡張性も提供する」(BEA社)

 BEA WebLogic Server 7.0は,「XML」「SOAP」「WSDL」「UDDI」「JAX-RPC」といった技術をネイティブでサポートする。「こうしたふんだんなWebサービス標準技術を,拡張可能で,簡素な,統一されたアーキテクチャ上で提供していく。またBEA社は,Java Community Process,WS-I,W3Cといった業界団体を通じて,こうした最新の標準技術の普及を支援していく」(BEA社)

 なお,米メディア(CNET News.com)が報じることころによると,BEA WebLogic Serverはかつて,アプリケーション・サーバー市場で首位の座を誇っていたが,ここ最近は米IBMとのあいだでシェア争いにしのぎを削っているという。それによると,両社のシェアはともに34%。これに米Sun Microsystemsの7%,米Oracleの6%,米Sybaseの4%,米HP(Hewlett-Packard)の3%が続いている。

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