無線メディアの米Mobliss社が米国時間11月25日に,同社の「Mobliss Pervasive Media Platform」プラットフォームを用いた複数プラットフォーム対応の対人型無線ゲーム「Family Feud」を発表した。WAP,SMS,J2ME,BREW対応の携帯電話でアクセスできる。

 モバイル・ユーザーは,異なる無線デバイス,複数モード,さまざまな通信事業者サービスを使いながら北米の他のプレイヤと対戦することができる。同ゲームは,Mobliss社の「GameShowServer」と「GameShowClient」技術プラットフォームをベースとして同社が単独で提供している。

 「Family Feud」は,もともと米FremantleMedia社が作成したテレビの人気クイズ番組。特定の質問に対してアンケート調査を行い,プレイヤがもっとも回答数が多かった答えを当てるゲーム。ポイント累計方式により,もっとも回答が多かった答えを1番早く推測したプレイヤが勝者となる。

 「通信事業者がより簡単にユーザーを新しいサービスとアプリケーションに引き寄せるために,無線ゲームのいくつかは,馴染みのあるエンタテイメント・タイトルとブランドになるだろう。『Family Feud』は,対人型クロスプラットフォームの無線ゲームに最適である」(同社の社長兼共同設立者のBrian Levin氏)。

 現在,米AT&T Wireless社とカナダをベースとするBell Mobility社とTelus社の無線加入者が同ゲームにアクセスできる。その他の通信事業者もサービスに同ゲームの追加を計画しているという。

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