エンタープライズ向けビジネス・インテリジェンスを手がける米Sagent Technology社は「Centrus Desktop 4.0」の出荷を米国時間11月20日に発表した。同製品はWindowsベースのデスクトップ・アプリケーションであり,アドレス・レベルのジオコーディング,データ・クリーニング,立体解析を実行する。新版では,ネイティブでSQL ServerとOracleのデータベースをサポートするようになった。処理速度が高速化されるとともに使い勝手にも多数改良が加えられている。
同社は,新版でもっとも注目すべき点として拡張されたデータベース形式,アップデートされたCensusの人口統計,簡単になった設定プロセス,ジョブのセットアップ,キー設定のコントロール,復元されたGUIなどが挙げている。
Centrus Desktop 4.0のその他の主な特徴は次の通り。
・米国とカナダ両方の住所のジオコーディング(Geocoding)
・競合製品のおよそ2倍に該当する処理速度を実現。最高125万件/時間
・Geographic Data Technologies(GDT)社と米国勢調査局のTIGER 2000の両方からストリート・データを活用する機能
・郵送料の割り引きに関わるUS Postal Service CASSとCanada Post SERPレポートを作成する機能
・地理的分析のために普及しているGIS(地図情報システム)マップング形式のインポート/エクスポート機能
同製品に関する詳細は,同社のWebサイトに記載されている。
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