米Lindows.com社が11月に「LindowsOS 3.0 Membership Edition」をリリースする。これに伴い,ブロードバンド・サービス・プロバイダの米Speakeasy社がLindows.com顧客に対してインターネット・アクセス・ソリューションを提供する。両社が米国時間10月30日に明らかにした。

 両社は,LinuxをベースとしたLindowsOSのユーザー向けに容易なダイヤルアップとブロードバンドのインターネットアクセスを提供するために協調してきた。米小売大手のWal-Martが販売する199ドルのLindowsOS搭載コンピュータでもLindowsOSを配布するビルダーのネットワークからでも,Speakeasyの全国ネットワークがLindowsOSユーザーを迅速かつ容易にインターネットに接続する。ユーザーは,Speakeasy社の「Easynet」ソフトウエアをクリックするだけでインターネットに接続できる。

 また,同社は同日,LindowsOSの配布を登録をしているコンピュータ・ビルダーも,同社とSpeakeasy社との提携を利用して,ダイヤルアップまたはブロードバンド・サービスを顧客に提供できると発表している。

 11月中旬にリリースされる「LindowsOS 3.0 Membership Edition」は,同社サイトから30ドルの割り引き価格で予約注文できる。また,ユーザーは新しいMembership Editionボックス,マニュアル,CDを20ドル(送料/手数料別)追加で購入できる。

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