米EMC社と米Microsoft社はMicrosoft SQL Serverを使った大規模なSANを開発したことを米国時間10月29日に発表した。Microsoft社のSQL Server Labsで実施した共同技術開発により,10テラバイトのヒトゲノム・データベースを含む45テラバイトの構成に成功した。
同プロジェクトは,SQL Server 2000の拡張性と柔軟性を強調しており,結果は大規模なオートメート・ネットワーク・ストレージ環境の総所有コスト,管理,パフォーマンスの利点を示す目的で使用される。
SQL Server Labsは,EMC社の「Symmetrix」と「CLARiiON」をベースとした100テラバイトを越えるストレージ,「Connectrix」スイッチとダイレクタ,ソフトウエアを使用した。「EMC Automated Networked Storage」環境は,すべてのSQL Server開発とテスティング用の主なストレージ・プラットフォームとして使われた。EMC技術は,パフォーマンスと機能テスティング,ストレス・テスティングとともに拡張性,信頼性,インテグレーションで使用された。
「顧客のデータ・ストレージに対する要求は急激な成長を続けており,ストレージ・ネットワーキングも引き続き重要な領域となっている。45テラバイト構成は,SQL Serverの拡張性が高く,パフォーマンス,管理,プロテクションの要件に対応できることを示している」(Microsoft社)
両社は1995年以来,顧客や技術関係の構想で協力してきた。Microsoft .NET Server 2003の新しいストレージ機能にEMC技術を統合するためにも両社は協調している。
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